炭酸ミストのお話

炭酸ミストを体に吹き付けると、分子に近い大変小さな二酸化炭素の粒子が皮膚と通過し、体内へ吸収されます。その二酸化炭素粒子は毛細血管の中へも侵入します。すると、血管中の二酸化炭素濃度が高くなるので、脳は異物が侵入したと判断し、酸素濃度を高めようと、そこに大量の血液を送り込もうとします。その時、毛細血管が拡張し血流がアップするのです。血流がアップすると、疲労物質や発痛物質などの老廃物を除去できるので、疲労や痛みが軽減します。同時にこわばった筋肉は緩んでいきます。

炭酸を使った治療法としては、以前から『炭酸温泉』がよく知られています。非常に高濃度の炭酸が入った温泉につかると、血流が良くなることはよく知られており、家庭用の入浴剤には、炭酸ガスの発生する成分が含まれているものが増えてきています。まさに炭酸ミストもこの『炭酸泉』と同様の効果をもたらします。