アーチ構造の破綻で起こる症状

しばらく、ブログの更新が出来なかったことをお詫び申し上げます。

決して、取り止めた訳ではありませんので今後も長い目で見て頂ければ幸いです。

 

では、第六回のテーマに入りたいと思います。

 

今回のテーマは「アーチ構造の破綻で起こる症状」についてご紹介します。

 

足のトラブルには、次のような症状が起こります。

・外反母趾

・扁平足

・開張足

・踵骨棘(しょうこつきょく)

・足底筋膜炎

・モートン病

・タコ、魚の目

・ハンマートゥー

・巻き爪

などが挙げられます。

 

・外反母趾

母趾(親指)がその付け根で外側に曲がっている状態をいいます。

母趾の中足趾節関節(付け根の関節)で、そこから足首側に付いている骨(第1中足骨)が内反し、その先端が内側に突出したタコを形成した状態をパニオンと言います。

これが痛みの原因となるものです。

 

・扁平足

扁平足とは、かかとから親指の付け根を結び、土踏まずを形成している内側の縦のアーチが崩れ、足裏が平らになった状態を言います。

激しい運動をすると痛みが強くでます。

 

・開張足

開張足とは、5本の指の付け根を横に結ぶアーチの形が崩れて、足の指が横に広がってします状態のことです。

特に、ハイヒールやパンプスを履く女性に多く、放置していると、他の足病変を引き起こします。

 

・踵骨棘、足底筋膜炎

いずれも足の裏、かかとの部分に痛みを生じます。足底腱膜の踵骨付着部には、炎症が起こった結果、骨棘(骨のとげ)と呼ばれる三角形の余計な骨が出来てしまいます。

これを踵骨棘と言います。

足底筋膜炎とは、足の指の付け根からかかとまで、足裏に膜の張っている腱組織・足底筋膜に炎症が起き、小さな断裂が生じることで痛みが出ます。

 

・モートン病

第3指(中指)と第4指(薬指)の付け根部分の神経が刺激され、神経がコブ状に膨らみ、歩くと周囲にヒリヒリとした感覚や痺れが生じます。

 

・タコ、魚の目

タコと魚の目は、圧迫や摩擦など外から力が加わることとして、皮膚の角質層が異常に増えてしまうそうです。そのまま放置していると硬くなって歩きづらくなるだけでなく、足のアーチの崩れ、体のバランスも崩れてしまします。

 

・ハンマートゥ

ハンマートゥは、きつい靴に合わせて指が曲がり続けた結果、指を曲げる時に収縮する屈筋腱が硬くなり、指が伸びなくなってハンマーのように変形してしますものです。

逆に、大きい靴を履いて、かかとがパカパカと脱げるような状態を続けていると、同じ現象がおきます。

 

・巻き爪

巻き爪とは、爪甲の先端が内側に巻いたように変形した状態を言います。

母趾爪甲(足の親指の爪)の湾曲が大きいと歩行時や運動時の物理的圧迫で痛みが出る事もあります。

アーチ構造上の観点からすれば、加齢による開張足、外反母趾の影響で足指が浮き上がる時に発症しやすい。

 

以上取り上げて来ましたが、皆様はこの中で思いあたるものはありましたか?

もし、痛みの強いトラブルに見舞われている方は早急に診てもらって下さい!!