サルコペニア~その2

「サルコペニア」の診断基準

 

65歳以上の高齢者で、歩行速度が1m/秒未満、もしくは握力が男性25㎏未満、女性20㎏未満、更にBMI値18.5未満、下腿囲30㎝未満の場合に「サルコペニア」と診断されます。

 

歩行速度、握力が基準値以上であった場合は正常。たとえ、基準値以下であってもBMI、下腿囲あ基準値を超えていれば、脆弱ではあるが「サルコペニア」とは診断されません。

 

「サルコペニア」を予防するには

 

筋力トレーニングをコンスタントに行い、少しでも筋力を維持してあげることが重要です。

それには、レジスタンス運動と呼ばれる(抵抗と加えた運動)(バーベル、ベンチプレスetc・・)や低強度の有酸素運動(ウォーキング、サイクリング、水泳、ラジオ体操etc・・)を行うことで、全身の筋肉の成長を促進してくれます。

 

栄養面においては、タンパク質の摂取が何よりです。

高齢者では、若年者に比べてタンパク質合成による筋肉を成長させる働きが弱いため、タンパク質のほかにビタミン、ミネラルを摂取することも必要となりますので、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。