こんにちは、スタッフの吉澤です。
第九回目のテーマは、前回の 「ロコモティブシンドローム」の構成要素の一つと位置付けている「サルコペニア」について取り上げたいと思っています。
「サルコペニア」とは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、全身の「筋肉低下・身体機能の低下」が起きることを指します。
「サルコペニア」の発病と進行には、いくつかのメカニズムがあると言われています。
・一次性サルコペニア(加齢性サルコペニア)
加齢以外に明らかな原因のないもの
・二次性サルコペニア
①活動に関連するサルコペニア
寝たきり、不活発なスタイル、生活失調や無重力状態が原因となり得るもの
②疾患に関連するサルコペニア
重症臓器不全(心臓・肺・肝臓・腎臓・脳)、炎症性疾患、悪性腫瘍や内分泌疾患に付属するもの
③栄養に関係するサルコペニア
・吸収不良、消化管疾患及び食欲不振を起こす薬剤使用
・タンパク質の摂取量不足によって起こるもの