フレイル

こんにちは、スタッフの吉澤です。

 

今回でようやく第十回目に突入しますが、テーマは「フレイル」です。この「フレイル」も「ロコモティブシンドローム」の構成要因の一つです。

 

「フレイル」とは、まず語源から説明していきます。これは、「Frailty(フレイルティー)」・・・(老衰、虚弱)という意味ですが、ここ最近の医学的見解では、「介護が必要となる状態」と「健康」との中間であると示唆しています。つまり、介護認定にはならないにしても、様々な機能低下により、衰弱している状態であるという位置づけがされています。

 

「フレイル」の判断基準

 

①体重減少

②倦怠感

③歩行速度の低下

④握力の低下

⑤身体活動量の低下

 

「フレイル」には、身体的な変化だけでなく、気力の低下などの精神的変化や社会的なものも含まれます。

 

「フレイル」状態に至るとどうなるか?

 

「フレイル」の状態になると、何らかの病気にかかりやすくなったり、入院するなどでストレスに弱くなります。他に、風邪をこじらせて肺炎を発症したり、怠さのために転倒して打撲や骨折する可能性が出てきます。

 

入院によって環境の変化に対応できずに、自分が何処にいるのか分からなくなったり、感情をコントロールできなくなることもあります。そして、寝たきりの状態に至ることもあります。